研究成果報告書(概要)

平成27年度 第34回

研究課題
AIC2015 Tokyo開催
研究者所属
千葉大学大学院 融合科学研究科 情報科学専攻
研究者氏名
矢口 博久
研究期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで

報告書はこちら(PDF184KB)

研究成果 概要

和文

 国際色彩学会中間大会(AIC2015 TOKYO)が、2015年5月19日から22日の期間に東京・お茶の水のソラシティカンファレンスセンター(sola city Conference Center)で開催された。

 今回のテーマはColor and Imageであった。18年前の京都大会の時は、インターネットが普及し始め、写真、印刷、テレビ等の画像メディアの融合が求められ、色の見えモデルが提唱された頃でした。そして、今、スマートフォン、4Kテレビなどに代表される画像情報技術やLED、有機ELを用いた光技術の発展は、色彩学の分野にも技術革新の新しい種を与えるものとなった。それらの技術は、人々への生活をよりよくするものと期待されており、画像関連のみならず、コスメティクス、医療、照明、建築、CG、デザイン、アパレルなどの多くの産業のひとつの基盤をなすものとして、ますます重要度を高めてきた。 今回は、色彩学に関わる課題について、Color and Imageを機軸にして、心理学を交え、人間の感性を踏まえた、例えば質感というような新しい基本を、国際会議の場で早急に議論すたるため、さらに、これらの色彩学分野における知見が産業界に広く適用されていくために、関係する領域の強い学際的連携が前提であり、この国際会議での果たす役割が極めて重要であると考えた。また、今回は第16回マルチスペクトル色彩科学国際シンポジウム(MCS 2015)がAIC2015の一部として開催した。

 基調講演には世界的建築家であるSANAA の妹島和世氏にお願いし、日本語による講演“Gathering Space” は、日本人聴講者にはもちろんのこと、同時通訳により海外からの聴講者にも大変好評であった。招待講演は、MCS セッションにおいてはマルチスペクトル画像工学の研究で著名なノルウェーGjøvik University College のJon Yngve Hardeberg 氏に、AIC セッションでは色覚や質感に関する生理学的研究で世界的に有名な生理学研究所/総合研究大学院の小松英彦氏にお願いし、それぞれ“Multispectral Colour Imaging : Time to Move out of the Lab?” と”Neural Representation of color in Visual Cortex” の講演をしていただいた。どちらも最先端の話題をわかりやすくご講演いただき、活発な質疑応答がなされ、大変好評であった。

 28カ国から総勢370名(うち海外から186名)の参加を得た。基調講演、招待講演の他、一般口頭発表58件、ポスター発表153件であった。

英文

 Prof. Hirohisa Yaguchi chaired AIC Midterm Meeting in Tokyo, on May 19th to May 22nd, 2015 at Ochanomizu sola city Conference Center. The number of participants was 370 from 28 countries.

 About a half of them came from abroad. A world famous architect Kayo Sejima delivered a keynote lecture entitled “Gathering Space”. Two invited talks were given, one was “Multispectral Colour Imaging : Time to Move out of the Lab?” by Prof. Jon Yngve Hardeberg, and another was ”Neural Representation of color in Visual Cortex” by Prof. Hidehiko Komatsu. The number of oral papers and poster papers was 58 and 153, respectively.

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