スガウェザリング技術振興財団
第27回 表彰・第28回 研究助成 贈呈式・記念祝賀会

(財)スガウェザリング技術振興財団では、毎年ウェザリングの研究について、著しい成果を上げられた方の表彰・研究助成を行っています。
本年度も各界の著名な方をお招きし、盛大に執り行われました。

スガウェザリング技術振興財団 第27回 表彰 ・ 第28回 研究助成 贈呈式・記念祝賀会
坂田 東一 文部科学審議官 清水 司 理事長 春山 志郎 審査委員長
坂田 東一 文部科学審議官 清水 司 理事長 春山 志郎 審査委員長

平成21年4月23日(木) 11時15分~13時 東海大学校友会館

開会にあたって、清水 司 理事長(東京家政大学理事長)より挨拶、春山志郎審査委員長(東京工業大学名誉教授)の審査報告に続き、清水理事長より表彰並びに研究助成の贈呈が行われ、坂田東一 文部科学審議官にご祝辞を戴きました。
引き続き記念祝賀会では、下邨昭三 理事(元科学技術事務次官・(財)核物質管理センター会長)の挨拶、須賀茂雄理事(スガ試験機㈱代表取締役社長)の発声で乾杯をしました。
受賞者研究のパネルによる展示・説明が行われ、また、受賞者ご夫妻のご出席もあって、和やかな中にも格調高い祝賀会となり、盛会でした。
第1回(昭和57年)より今回で、表彰は団体15件、個人127人、研究助成は201件を数えます。

記念祝賀会場

下邨 昭三 理事 飯塚 幸三 理事 受賞者研究の展示パネル
下邨 昭三 理事 須賀 茂雄 理事 祝賀会会場の様子

第27回(平成20年度) 財団表彰

科学技術賞(個人)

伊藤 義人
伊藤 義人
名古屋大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻 教授
環境促進実験による鋼橋の防食システムと免震支承の性能劣化評価手法の確立
塗装および金属皮膜の防食システムに関して、各種の環境促進実験を行い、酸性雨による橋梁の各種の塗装および金属皮膜防食システムの劣化特性を、初めて明らかにした。
また、橋梁免震ゴム支承の劣化問題にも取り組み、世界で初めて長期劣化予測モデルを確立。ウェザリング技術の橋梁への適用と高度化に寄与した。

科学技術賞(団体)

代表者 一ノ瀬 博文
代表者 一ノ瀬 博文
(社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)画像保存性WG
デジタルフォトプリント画像保存性における研究活動
日本・アジアの気候・実環境の膨大な測定データを集積し、日本の気候や使用実態を加味した試験方法、寿命基準の研究、確立活動を行った。
また、業界団体代表の立場での意見提案の実行や、多種多様な出力方式に対応した評価用画像データを提示した。これら一連の研究・活動は、ISO規格化においても日本が主導的役割を果たす大きな原動力となっている。

科学技術奨励賞

渡部 修
渡部 修
福島県ハイテクプラザ 工業材料科長
亜鉛めっきのクロムフリー化成処理技術
六価クロムをはじめ有害物質の世界的な使用規制が問題となっている昨今、クロムフリーの技術としてこの研究を発展させ、
改質タンニン酸を使った亜鉛めっきの化成処理技術を確立し、主導的に研究と事業の推進をして県内企業に技術的な支援を行ってきた。
杉山 淳 塩崎 明彦
インクジェット耐光性評価に関する室温での暴露の研究と、蛍光灯光耐光試験装置の開発
耐光性を短時間で促進して評価する装置として、従来不可能であったサンプルの照射面において、実用環境における温度及び湿度を、完全に再現できる蛍光灯光式耐光試験装置を開発した。
この試験装置の開発は、我が国のデジタル写真の長期保存性の信頼性技術向上に大きく貢献した。
杉山 淳
セイコーエプソン(株)
情報画像事業本部 情報画像CS品質保証統括部IJP・CS品質保証部
塩崎 明彦
セイコーエプソン(株)
情報画像生産技術統括部 機器生産技術開発部 海外現地法人部長

第28回(平成21年度)研究助成贈呈者

矢島 勝司
矢島 勝司
(独)産業技術総合研究所 研究環境整備部門 テクニカルスタッフ
アルミ建材用への粉体塗装の耐久性に関する調査研究
アルミ建材用塗膜品質規格「QUALICOAT」に適用可能な日本の粉体塗装品の耐久性を試験研究し、 国内要求性能に対する品質検証と試験方法の確認を行うこと。 このため、日本の粉体塗料の実績を作るためイタリアと日本で比較テストをしてデータをとる。
織田 博則
織田 博則
大阪教育大学 教育学部 教授
色素の耐光性改善に関する研究
21世紀を迎え、地球環境保護のため限りある資源の有効活用が求められている。
本研究では、天然、合成及び機能性色素の光安定化技術の構築を通じて、衣類関連、及びエレクトロニクス関連生活用品の耐久性改善と、天然素材の衣服生活資源としての有効利用を目的にする。
谷池 俊明
谷池 俊明
北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 助教
安定剤の分散状況状態の最適化に基づくポリオレフィン系材料の高安定化
ポリオレフィン系材料中の安定剤の分散状態の評価技術の確立と“重合安定化”による安定剤の高分散化を柱として、ポリオレフィン系材料の長期安定性を飛躍的に向上することを目的とする。

(肩書きは受賞当時・敬称略)