スガウェザリング技術振興財団
第32回 表彰・第33回 研究助成 贈呈式

(公財)スガウェザリング技術振興財団では、毎年ウェザリングの研究について、著しい成果を上げられた方の表彰・研究助成を行っています。今年も多数の応募の中から厳正な審査の結果、第32回表彰2件、第33回研究助成先7件を決定し、今春、贈呈式が盛大に執り行われました。

スガウェザリング技術振興財団 第32回 表彰 ・ 第33回 研究助成 贈呈式・記念祝賀会
山脇 良雄 文部科学大臣官房 須賀茂雄 専務理事 春山 志郎 審査委員長
山脇 良雄 文部科学省大臣官房審議官 須賀 茂雄 専務理事 春山 志郎 審査委員長

平成26年4月23日(水) 11時20分~12時 東海大学校友会館

開会にあたり、須賀茂雄専務理事(スガ試験機(株)代表取締役社長)の挨拶、春山志郎審査委員長(東京工業大学名誉教授)の審査報告に続き、表彰並びに研究助成の贈呈が行われ、山脇良雄文部科学省大臣官房審議官にご祝辞を戴きました。
引き続いての記念祝賀会では、春山志郎理事長が財団を代表しご挨拶、受賞者を代表し山本勝也氏(日産自動車(株))が受賞の喜びと各方面への感謝の辞を述べ、須賀茂雄専務理事の発声で乾杯をしました。
130名を越える方々でにぎやかな祝賀会となり、受賞者の栄を讃えました。
第1回(昭和57年)より今回で、表彰は団体15件、個人148人、研究助成は227件を数えます。

第32回表彰・第33回研究助成 贈呈式

第32回表彰・第33回研究助成 記念祝賀会

記念祝賀会

春山 志郎 理事長 山本 勝也 様
春山 志郎 理事長 山本 勝也 様
須賀 茂雄 専務理事 祝賀会会場の様子
須賀 茂雄 専務理事 祝賀会会場の様子

第32回(平成25年度) 財団表彰

科学技術賞(個人)

山本 勝也
山本 勝也
日産自動車株式会社 企画・先行技術開発本部 材料技術部 部長
自動車用材料の耐候性・耐食性評価研究およびその開示
山本勝也氏は、日産自動車㈱材料技術部部長として、自動車部品材料の耐候性・耐食性の評価を総括しその知見を10回に亘りスガウェザリング学術講演会を通じて公表、わが国のウェザリング技術の普及発展に大きく貢献した。

特別技術功労賞

坂入 正敏
坂入 正敏
北海道大学大学院工学研究院 准教授
位置を制御した電気化学的腐食測定法の開発
坂入正敏氏は、欠陥の位置・形状を制御し微小セルを用いて、金属材料の不均一腐食ならびに鉄鋼中の水素分布の電気化学的研究で成果を挙げ、金属の腐食・表面処理研究に大きく貢献した。

第33回(平成26年度)研究助成贈呈者

大塚 雄市
大塚 雄市
長岡技術科学大学 システム安全系 講師
鋼橋用Al-Mg溶射皮膜の腐食疲労はく離寿命評価モデルの開発
本研究は、鋼橋の防錆用に用いるAl-Mg溶射皮膜が、腐食環境下で連続的な負荷を受けはく離するまでの寿命評価モデルを構築することを目的とする。
岡田 明子
岡田 明子
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 多摩テクノプラザ 繊維・化学グループ 副主任研究員
汚染ガスと光による複合試験方法の開発
繊維材料は、汚染ガスや光、熱等の作用を単独または重複して受けることにより変色するといわれている。 本研究は、汚染ガスと光の複合作用が繊維材料に与える影響を明らかにするとともに、複合試験方法の開発を目的とする。
小原 久
小原 久
一般社団法人日本マグネシウム協会 専務理事
マグネシウム合金板材の暴露試験と塩水噴霧試験の相関に関する調査
本研究は、マグネシウム合金板材の耐食性を、促進試験で一般的に用いられる塩水噴霧試験で評価するとともに、データの不足からこれまで検討することが難しかった、暴露試験と塩水噴霧試験の結果の相関についての検討を行い、耐食性のデータを整備することを目的とする。
黒川 一哉
黒川 一哉
元 北海道大学大学院工学研究院材料科学部門 教授
現 苫小牧工業高等専門学校 校長
International Symposium on High-temperature Oxidation and Corrosion 2014 開催
北海道函館市にて開催される上記国際会議にかかわる費用として、招待講演者および座長の参加登録費および旅費の一部の援助に使用する。
小柳 潤
小柳 潤
東京理科大学 基礎工学部 材料工学科 講師
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の長期耐久性
CFRPは使用の歴史が浅いため、まだ高分子の劣化による大事故は起きていないが、使用期限を適切に設定する必要がある。本研究は、CFRPの長期耐久性を実験・解析の両面から評価し、寿命設計指針の情報を供給することを目的とする。
平田 雄一
平田 雄一
信州大学 繊維学部 化学・材料系 応用化学課程 准教授
ポリエステル薄膜の光劣化が及ぼす水蒸気収着特性への影響
本研究は、ポリエステル製品が光によって劣化する場合に、もっとも影響が早く現れる表面近傍の物理化学的変化を、ポリエステル薄膜への水分子の拡散や溶解挙動より検討する。
廣垣 和正
廣垣 和正
福井大学 大学院工学研究科 准教授
耐光堅牢性に優れる構造色による繊維の新規着色法に関する研究
本研究は、微細な規則構造を持つコロイド結晶を鋳型として、繊維表面に構造性発色構造を形成する新規着色法の開発を目的とする。構造色により繊維を着色できれば、高い耐光堅牢性が期待でき色素色にない光沢や採光を伴う優美な色彩を付与できる。

(肩書きは受賞当時・敬称略)